グラスリッツェン・ガラス工房 Little Guardians
   ヨーロッパ伝統工芸のグラスリッツェンというガラス彫刻屋のウチの猫さんメインブログ。最近はリッツェンより羊毛フェルト寄り
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 幸せの風景
先月開催されたチャリティ猫だらけ展の
オンラインショップに出品した羊毛フェルト猫のオーダー制作。
落札をされた方から頂いた制作ご希望の画像を見て唸った。

抱っこをされて満足そうに目を細めているその表情。
安心しきって身を委ねるその姿。

ああ、猫のこんな表情を見るのは久し振りだ。
(おっきいは抱っこ大嫌いの上、目を細めるなんて皆無なのだ)
そう思ったのと同時に、
自分にこの表情を、
“幸せの風景”そのものといえるこのお顔を作れるのか不安になった。

難しい。
在りし日のままのこの表情でお返しするのは凄く難しい。
迷いながら羊毛を刺し始めた。
刺している時は集中して考えないけれど、
手を休める度に迷いと難しいでぐるぐる。

迷っている割に作り始めたら途中では止められない性質(たち)らしく、
手だけはどんどん先へ先へと進んでいった。

これで良いのか? あの表情を出せているのか?
何度も自問自答を繰り返していた時だった。
ふと見ると作りかけの人形に猫の毛が付いている。
取り払おうと手を伸ばすと
それは明らかにおっきいのと違うと分るニヤの毛だった。
有り得ない…。思うのと同時にニヤに
「大丈夫、自信を持って!」
背中を押された気がした。
そこから全ての迷いが無くなった。

完成し発送を済ませる。
出来たと思っていても、飼い主さんに気に入って頂けなければ
本当の意味での完成とは言えない。
これだけ不安になったのは初めてかもしれない。

発送の翌日である昨日、飼い主さんから到着のご連絡を頂いた。
声を聞いた瞬間に気に入って頂けたのが分った。
制作者にとっても一番嬉しくありがたい瞬間。
良かった。本当によかった。

飼い主さんがアップして下さった写真は
我が家に居た時よりも心なしか目を大きく見開き、笑っているよう。
ほんの少しの間お出かけをしていた分を取り戻すべく、
大好きな人達やおうちを一生懸命に見ているのかもしれない。
お出かけをしている間に行った所、見た所のお話をしているのかもしれない。

私が作るのは単なる“器”に過ぎない。
最後の仕上げとして飼い主さんが“魂入れ”をする事によって、
そこに命が宿りパーフェクトに完成するものと考えている。
ある意味二人三脚な作品作りなのだ。

みちこちゃん、無事におうちに帰れて良かったね。
そして、飼い主さんとみちこちゃんの幸せの風景を
再び返すお手伝いをさせて頂けた事に感謝しています。

felt_michiko.jpg
↑おうちへ帰る直前の我が家での写真
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(2011/12/16(金) 21:58)

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